研修概略
企業で BCM に取り組まれている方々を主な対象として、BCM のための実践的なノウハウをお伝えする研修を実施します。
自社の BCP を自力で作れるようになることを目標として、BCM の基礎知識から実務上の手法まで、体系的に習得していただける内容です。事業影響度分析など特に分かりにくいと思われる部分に関しては、実習をとおして疑似体験していただきながら、理解を深めていただきます。
研修の構成や内容は、事業継続に関して世界で最も広く参照されているガイドラインのひとつである BCI の「Good Practice Guidelines」や、国際規格 ISO 22301 に基づきながら、初めての方にも分かりやすく、かつ中小企業などでも無理なく実践できるように配慮されていますので、業種や組織の規模を問わず、多くの方々に役立てていただけます。
なお、この研修は拙著『「事業継続マネジメント」実践ガイド』に基づいて構成されていますので、研修を受講される方には副読本として本書を一冊進呈します。
日時
現時点で予定されている開催日は次のとおりです。
- 2024 年 5 月 27 日（月）10:00〜17:00
- 2024 年 6 月 17 日（月）10:00〜17:00
なお、これら以外の日時であっても個別対応できる場合がありますので、ご希望の方はこちらからお問い合わせください。
会場
Zoom を使ってオンラインで実施します。
なお、同一日時に 4 人以上でお申し込みがある場合、ご希望に応じて会議室などで対面での実施も可能です。こちらからお問い合わせください。
受講費
55,000 円（消費税込み）
申込み方法
弊社 Web サイトの「お問い合わせ・ご連絡」（こちら）から、「事業継続マネジメント実践研修」をお申し込みくださる旨をご連絡ください。折返し弊社から手続きについて連絡させていただきます。
ご利用料金のお支払いは銀行振込の他、クレジットカード、PayPay、コンビニ払いなどがご利用いただけます。
カリキュラム
※ 今後変更する場合があります。
1. BCM の概念と基本的な考え方
-
- BCM および BCP の定義
- 企業の災害対策における BCP の位置づけ
- 企業が BCM に取り組む意味
- 自社に関する災害リスクの把握
- 経営層が果たすべき役割
2. 自社の BCM の基礎固め
-
- BCM に取り組む目的
- 自社の BCM で考慮すべきステークホルダー
- BCM の対象範囲
- BCM に取り組むための年間計画の作成
3. 事業継続における製品・サービスの優先順位付け（事業影響度分析 (1)）
-
- 優先的に再開／復旧させるべき製品・サービスの特定
- 目標復旧時間の設定
4. 事業継続上の弱点の見極め（事業影響度分析 (2)／リスクアセスメント）
-
- 製品・サービスを提供するためのプロセスおよび資源の特定
- 事業中断リスクが集中している資源（単一障害点）の把握
- リスクアセスメント
5. 弱点をカバーする方法の検討（事業継続戦略）
-
- 事業継続を実現するための選択肢
- BCP 以外の方法による事業継続
6. 事業継続計画（BCP）の文書化
-
- BCP の文書構成
- BCP に含むべき内容と文書化のポイント
- 緊急事態対応における原則
- 緊急事態対応のための組織体制
- 活動における必須項目と平常時の準備
7. 演習などを通した BCP の改善
(1) 災害対策や BCP に関する教育訓練
-
- 企業において必要となる教育訓練
(2) 演習の企画と実施
-
- 演習の目的と手法
- 机上演習の実施方法とポイント
(3) BCP の改善と平常時のマネジメント活動
-
- BCP の何を改善するのか？
- BCP を中心とした平常時のマネジメント活動
ご注意
- カリキュラムは今後予告なく変更する場合があります。
- 本研修は、受講された方々に対して何らかの資格を授与するものではありません。また修了証なども発行しません。
- 本研修のカリキュラムや研修資料の作成にあたっては、BCI の Good Practice Guidelines や ISO 規格、JIS 規格などを参照していますが、これらの規格やガイドラインなどとの整合性を保証するものではありません。
– – – – –
事業継続マネジメント（BCM）に関するガイドブックを出版させていただきました。特に中小企業の皆様が自力でに取り組まれることを想定して執筆させていただきましたので、お役立ていただければ幸いです。
田代邦幸（著）『困難な時代でも企業を存続させる!! 「事業継続マネジメント」実践ガイド』（セルバ出版）1,980 円（税込）
合同会社 Office SRC 代表 田代邦幸
