日別アーカイブ: 2020/06/12

BCM に採り入れることをお勧めしたい損害保険

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大手損保各社から、主に中小企業を対象として、地震による事業中断に伴う休業損失をカバーする保険が、2013 年の秋ごろから発売されています。

主な商品を以下にご紹介しますが、特徴的なのは、自社が直接被害を受けていなくても、離れた地域で発生した地震の影響で落ち込んだ利益に対して、保険金が支払われるということです(ただし対象とする地域を契約時に設定しておく必要があります)。

例えば、関東にあるメーカーが、主要な部品や原材料を九州のサプライヤーに依存している場合や、首都圏からの観光客が多いような関東郊外の観光地では、自社の設備などに損害が発生しないような遠くの地震による利益の減少が懸念されます。従来から提供されている利益保険は、自社の設備等に被害が発生したことによる事業中断が対象なので、自社の設備等に損害が発生しなければ、原則として保険金は支払われません。

自社に損害が発生しなかった場合に対するリスクファイナンスの手段としてはデリバティブも考えられますが、今回紹介する保険商品の方が、カバー金額に対する導入コストが安価なうえ、デリバティブよりも購入しやすいと思われます(デリバティブの取引は日本証券業協会の外務員に外務員として登録されている人しか出来ないが、保険は保険会社や代理店から購入できるため)。

特定地震危険補償利益保険(損保ジャパン)
https://www.sompo-japan.co.jp/hinsurance/risk/benefit/speq/

超ビジネス保険 – 休業に関する補償 – 地震休業補償特約(東京海上日動)
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/hojin/jigyo/cho_business/hosho/kyugyo_tokucho06.html

このような保険商品は、現状ではあまり知られていないようですが、中小企業を中心に上手に活用していただきたいと思います。




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