事例」カテゴリーアーカイブ

BCP LReaders 2020 年 7 月号

このエントリーをはてなブックマークに追加

新建新聞社から『月刊 BCP リーダーズ』2020 年 7 月号が発行されました。

新建新聞社 月刊 BCP リーダーズ 2020 年 7 月号

〜 「複合災害」に備えろ 想定外に負けない組織とBCP 〜

  • [巻頭インタビュー]コロナ禍から見えてきた課題と強化すべきポイント
    鈴与危機管理室室長 後藤大輔氏
  • [事例]ウイズコロナの災害対応
    • タテ割の垣根越えた連携・ネットワークで備える
      減少する「守り手」 地域防災の危機に次の一手
      ((株)深松組/(一社)仙台建設業協会/杜の都建設協同組合)
    • コロナ禍は避難所の環境を改善する好機
      初動体制も見直し 長年の課題今こそ改革
      (熊本県益城町)
    • 【TOPICS】濃厚接触者らの受入に「保健避難所」を開設
      (熊本県熊本市)
  • [分析]第2波への備え進む
    • 新型コロナなどによる危機管理計画見直しに関するアンケート調査
      リスク対策.com
  • [インタビュー]データから読み解く自治体施策の効果
    オックスフォード大の手法を応用し、影響力を可視化して評価
    名古屋工業大学特任研究員 青山友美氏

購入は新建新聞社 Web からどうぞ。 –> https://www.risktaisaku.com/category/BCP-LReaders-vol4

 

合同会社 Office SRC 代表 田代邦幸

このエントリーをはてなブックマークに追加

BCP LReaders 2020 年 6 月号

このエントリーをはてなブックマークに追加

新建新聞社から『月刊 BCP リーダーズ』2020 年 6 月号が発行されました。

新建新聞社 月刊 BCP リーダーズ 2020 年 6 月号

〜 コロナ危機が変化を加速する/ニューノーマルに備えろ 〜

  • [巻頭インタビュー]「ニューノーマル」に向かう企業のリスク管理
    慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授 大林厚臣氏
  • [事例]ニューノーマルに備えろ
    • 新型コロナ対応の実体験から感染症 BCP を策定
      現場の工夫から多くの気付き 記録してポイントを文書化
      (社会福祉法人海光会)
    • 時間とタスクの見える化が新型コロナのリスク対策
      誰もが休める環境づくり カギは生産性管理
      (大堀商会)
  • [分析]新型コロナ対応の経験を事業継続に生かす
    • 新型コロナウイルス感染症への対応状況に関する緊急調査
      リスク対策.com/首都圏を中心としたレジリエンス総合プロジェクト
  • [インタビュー]感染症と自然災害
    長野・岐阜県境の群発地震の今後を聞く
    信州大学全学教育機構教授 大塚勉氏

 

購入は新建新聞社 Web からどうぞ。 –> https://www.risktaisaku.com/category/BCP-LReaders-vol3

 

合同会社 Office SRC 代表 田代邦幸

このエントリーをはてなブックマークに追加

約 4,000 人が在宅勤務に移行した事例(GMO インターネット)

このエントリーをはてなブックマークに追加

GMO インターネット(株)において、新型コロナウィルスの影響を受けて在宅勤務に移行した際の事例が、Chatwork(株)の Web サイトに掲載されています。

『GMOインターネットグループに聞く緊急時のテレワーク移行のポイント -なぜ約4000人が在宅勤務へスムーズに移行できたのか?-』
https://go.chatwork.com/ja/column/telework/gmo-interview.html

この記事によると、GMO インターネットグループでは 1 月 27 日に在宅勤務への移行が行われたそうで、対象者は約 4,000 人だそうです。

同社では 2011 年の東日本大震災をきっかけに在宅勤務のシミュレーションを行い、また毎年 5 月に全ての国内拠点で一斉にリモート勤務への切り替え訓練を行うなど、周到な準備を重ねてきたそうです。日頃からの準備がいかに大事かをあらためて教えてくれる事例だと思います。

また、在宅勤務のための環境整備にかかる費用について会社から補助金を出したり、セキュリティなどの関係で在宅勤務ができない業務のために出社している従業員に対しては弁当を出すなど、在宅勤務をサポートする施策を講じておられるそうですが、一方で出社する従業員が減ったためにオフィス運用コスト(水道光熱費など)が浮いた分を、これらの施策に回すという工夫もされているとのことです。

当然ながら Chatwork をどのように活用しているかについても説明されており、在宅勤務におけるコミュニケーションの重要性や留意点が具体的に分かる記事で、大変参考になりました。

 

合同会社 Office SRC 代表 田代邦幸

このエントリーをはてなブックマークに追加

BCP LReaders 2020 年 5 月号

このエントリーをはてなブックマークに追加

新建新聞社から『月刊 BCP リーダーズ』2020 年 5 月号が発行されました。

新建新聞社 月刊 BCP リーダーズ 2020 年 5 月号

〜 企業はコロナ禍の先へ踏み出せ/危機対応から見えてくる課題と展望 〜

  • [緊急座談会]Through the COVID-19 Crisis
    コロナ危機への対応を通じて、今、見直すべきことは何か
    大規模・特殊災害、医療、経済、BCPの専門家が議論
  • [事例]How will COVID-19 change BCP
    コロナがBCPを変える

    • 効いたパンデミックBCP 社員と危機感共有
      感染防止と事業活動の両立を生産性向上に生かす
      (大成ファインケミカル)
    • 激変する働き方 オフィスから消える社員
      リモートワーク急拡大も当面の混乱なし
      (SCSK)
    • 【FOCUS】BCPは新型コロナ対応に効いたか
      ガイドライン見直し 社員への伝え方を意識
  • [分析]コロナ後の世界をどう生きるか
    • 緊急事態宣言への対応とこれまでの課題
      第4回新型コロナウイルスアンケート
      リスク対策.com
  • [インタビュー]人類が初めて経験する「現代的パンデミック」
    変貌する社会 歴史が示す「選択可能な未来」
    長崎大学熱帯医学研究所 山本太郎教授

 

購入は新建新聞社 Web からどうぞ。 –> https://www.risktaisaku.com/category/BCP-LReaders-vol2

 

合同会社 Office SRC 代表 田代邦幸

このエントリーをはてなブックマークに追加

BCP LReaders 2020 年 4 月号

このエントリーをはてなブックマークに追加

新建新聞社から『月刊 BCP リーダーズ』2020 年 4 月号が発行されました。

新建新聞社 月刊 BCP リーダーズ 2020 年 4 月号

〜 企業は感染症に勝てるか?/新型コロナパンデミックが問うBCP 〜

  • [巻頭言]Pandemic BCP
    企業はどれだけ備えていたか、どこまで対応できるか
    5つの改善を急げ
    リスク対策.com編集長 中澤幸介
  • [事例]How companies are responding?
    企業はどう動いたのか

    • 海外出張者300人の命を守る安全管理者の仕事
      渡航可否を行政より早くジャッジ
      (三井 E&S ホールディングス)
    • 物流の安定を縁の下で支える中小企業の多段階対応策
      水平垂直の連携で供給網全体を強くする
      (生出)
  • [分析]企業の対応といまやるべきこと
    • 3回のアンケート調査から浮かび上がった課題
      企業の対応を徹底分析
      リスク対策.com
    • 自社の特性を知り次の危機に備える
      事業を継続するための5つの視点
      PwC 総合研究所

 

購入は新建新聞社 Web サイトからどうぞ。 –> https://www.risktaisaku.com/category/BCP-LReaders-vol1

 

合同会社 Office SRC 代表 田代邦幸

このエントリーをはてなブックマークに追加

富山市議会が業務継続計画(BCP)を策定

このエントリーをはてなブックマークに追加

富山市議会が業務継続計画計画(BCP)を策定し、2019 年 12 月 24 日に施行したとのことで、下記 URL に掲載されました。

https://www.city.toyama.toyama.jp/gikaijimukyoku/gijichosaka/bcp.html

富山市の Web サイトを確認したところ、市としての業務継続計画は(あるのかもしれませんが)市の Web サイトには掲載されていません。ちなみに地域防災計画などについては下記のページに掲載されています。

富山市 Web サイト: 防災に関する計画
https://www.city.toyama.toyama.jp/other/fukusu/bousainikansurukeikaku.html

市の BCP に関しては、コンサルティング業務で関わった経験もありますのでよく知っていますが、議会の BCP というのはあまり考えたことがありませんでした。気になったので Google にて「市議会 BCP」で検索したところ、志木市、郡山市、横須賀市などで市議会の BCP が作成されていました。

ちなみに富山市議会の BCP では、市が災害対策本部を設置した場合、市議会では「富山市議会災害対策会議」が設置されることになっています。これは「議会として意思決定を行うに当たっての事前調整・協議の場としての役割」を担い、市の災害対策本部が「迅速かつ適切な災害応急対策業務に専念できるよう、必要な協力・支援を行う」のだそうです。

一方、災害発生時の市議会議員の役割として、地域の被災状況などに関する情報を市議会災害対策会議に提供することが、市議会 BCP に明記されています。また「議員からの市本部への要望等は、緊急の場合を除き、市議会災害対策会議を窓口として行う」という記述もあります。

これらが計画通りに運用されれば、災害発生後に混乱しがちな市の災害対策本部内外の、指揮命令や情報の流れを整理するのに役立つかもしれません。もちろんそのためには、関係者に対する計画の周知や訓練、演習が不可欠なのは言うまでもありません(施行されたばかりなので、まだまだこれからだと思いますが)。

このエントリーをはてなブックマークに追加

イオンと九州電力が災害時における相互支援に関する協定を締結しました

このエントリーをはてなブックマークに追加

イオン株式会社と九州電力株式会社との間で、「災害時における相互支援に関する協定」が締結されたそうです。イオン(株)の Web サイトに 12 月 23 日付でプレスリリースが掲載されています。

イオン、九州電力「災害時における相互支援に関する協定」を締結
https://www.aeon.info/news/release_19453/

イオン(株)は従前から災害対策や BCM に熱心に取り組まれている企業です。単なる小売業ではなく地域のインフラとしての自覚をお持ちなのだろうと思います。同社の統合報告書 2019 年度版では、55〜56 ページ目に BCM への取組状況に関する記述があります。正味 61 ページの統合報告書の中で 1.5 ページ近くが BCM のために割かれているというのは、一般企業の中では多い方なのではないでしょうか(要確認)。

AEON Report(統合レポート)
https://www.aeon.info/ir/library/aeon-report/

なお前述の協定には、災害発生後における相互支援だけでなく、平常時から「大規模災害への備えとなる防災力の向上を図」ること、特に「相互の連絡体制の交換や必要に応じて訓練を行う」ことが含まれています。従前から BCM に取り組まれ、2017 年には BCMS の認証(ISO 22301:2012/JIS Q 22301:2013)も取得されているような企業だからこそ、このような事前の取り組みを含む協定となったのではないかと思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2019 年第 12 回 危機管理塾「アクサのBCP ー北海道地震、台風19号への対応」参加

このエントリーをはてなブックマークに追加

今日は新建新聞社(リスク対策.com)主催の「危機管理塾」に参加してきました。

この「危機管理塾」はもともと「防災や BCP、リスクマネジメントに取り組んでいる組織の担当者、有識者らを講師に招き、教育や訓練、研究に関する実践的な活動を発表いただくとともに、参加者の意見交換などを通じて、平時から相談しあえる危機管理コミュニティの創造を目指します」という趣旨で開催されている勉強会です(カギカッコ内は新建新聞社 Web サイトより引用)。

今回は『アクサのBCP ー北海道地震、台風19号への対応ー』というタイトルで、アクサ生命保険株式会社の BCP&DR マネージャー様が、同社における BCM や災害対策、昨年の北海道地震、今年の台風 19 号への対応内容などについて、現在のお取り組み状況やご経験を積極的に共有してくださいました。

同社の取り組み状況や北海道地震への対応については、既に「リスク対策.com」Web サイトに記事として掲載されていますので、ある程度は知っていましたが、今回は今年の台風への対応も含めて、記事になっていない話をいろいろお伺いすることができ、大変有意義でした。

私自身が特に重要なポイントだったと思ったところは次の通りです。

BCP に関連する年間のアクティビティが計画的に実施されている

講演の中で BCP に関連するアクティビティの年間計画を共有してくださいました。これには防災対策や BCMS の認証維持のための活動はもとより、演習やテスト、教育・トレーニングなど多様な活動が組み込まれており、組織的かつ計画的な活動として定着していることがよく分かりました。

従業員教育が体系的に実施されている

前述のアクティビティの中で、特に教育・トレーニングに関しては、階層別の教育体系が整理され、計画的に実施されていました。

災害対応におけるロジスティクスが詳細に検討されている

同社では東京本社が災害などによって業務遂行できなくなった場合には、札幌本社で事業継続を図ることになっており、その際には 100 人程度の人員が東京から札幌に移動することが想定されているそうですが、これらの人員の移動ルート・手段や札幌における仮住まいなども含めて、ロジスティクスが詳細に検討され、準備されていました。

 

もちろん、同社の取り組みの中には大企業ならではという部分もあり、同じような取り組みをできる企業はかなり限られると思います。しかしながら、(物量的な部分はさておき)考え方やアプローチに関しては、たとえ中小企業であっても取り入れられる部分があるのではないかと思います。このような、せっかく共有していただいた事例からいかに学び、これから起こり得る災害や事業中断に備えていくか、お客様とともに考えていきたいと思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加