月別アーカイブ: 2019年10月

(株)リブウェルが鹿児島県『中小企業経営バックアップ事業費補助金(BCP策定支援)』 の申請サポート開始

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中小企業を支援する株式会社リブウェル(大阪市北区、代表取締役 牧野谷 輝)が、令和元年(2019年)10 月 4 日より3次募集の受付が開始された、鹿児島県『中小企業経営バックアップ事業費補助金(BCP 策定支援)』の申請サポートを開始したそうです。詳細は下記 URL をご参照ください。

http://www.rivewell.jp/kagoshimabcp/

事業継続マネジメント(BCM)への取り組みを後押しするような自治体の制度が増えるだけでなく、それらの利用を促進するサポートサービスが増えるのは、企業の皆様にとっては制度の存在に気づくチャンスが増えることにも繋がると思いますので、良い方向だと思います。

今後もより多くの中小企業診断士や税理士、行政書士などの方々が、BCM に興味を持ってくださり、多くの企業の BCM への取り組みを後押ししていただけることを期待したいと思います。

ちなみに鹿児島県の補助金制度の締切は 10 月 25 日だそうですので、申請を検討されている方はお急ぎください。

(2019 年 10 月 13 日の時点での情報です。)

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経済産業省北海道経済産業局が商工会・商工会議所による事業継続力強化支援計画の認定申請受付を開始

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経済産業省北海道経済産業局が、小規模事業者支援法に基づいて商工会及び商工会議所が作成する「事業継続力強化支援計画」の認定申請受付を、2019 年 11 月 1 日から開始します。

詳しくは下記 URL をご参照ください(経済産業省北海道経済産業局 Web サイト)。

https://www.hkd.meti.go.jp/hokic/20191009/

なお受付期間は 2019年11月1日(金)から 12月27日(金)まで、認定時期は 2020年2月から 3月中となる見込みだそうです。

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衛星通信トランシーバー(アイコム/イリジウム)IC-SAT100

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2019 年 9 月 25 日に開催された、新建新聞社主催の「危機管理カンファレンス 2019 秋」に、アイコム(株)の「衛星通信トランシーバー」が出展されていました。

衛星通信トランシーバー IC-SAT100
https://www.icom.co.jp/products/land_mobile/products/satellite/ic-sat100/

これは 2019 年 7 月からサービスを開始したのだそうで、イリジウム(Iridium)の通信衛星を使って、無線機のように同報通話できるものです。端末の使い方も無線機そのもの。

出展されていたご担当者様に聞いたところ、端末の価格は約 20 万円、料金は月額固定で 1 台あたり 8,000 円程度だそうです(料金は変動することがあります)。

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日本人として初めて FBCI の資格を授与されました

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このたび、BCI からフェローの資格(FBCI)を授与されました。

「日本人初のBCIのフェロー資格者 – ミネルヴァベリタス(株)顧問の田代邦幸氏」(『リスク対策.com』Web サイト)

https://www.risktaisaku.com/articles/-/20484

日本人初の FBCI となったことで、単に資格を授与されたというだけでなく、FBCI にふさわしい活動をする責任が発生したと認識しております。今後もコンサルティング業務はもとより、BCM の普及啓発や、BCI 日本支部としての活動を中心とした BCM 関係者のコミュニティづくりに、積極的に取り組んでまいります。

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BCI『Continuity & Resilience』2019 年 Q3 号

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BCI の機関誌『Continuity & Resilience』の 2019 年第 3 四半期号が BCI の Web サイト上で公開されました。主な記事は次の通りです。

  • データ漏洩に関する特別レポート
  • 注目されている BCM 実践者 Linda B Laun 氏の紹介
  • Digital Twin (シミュレーション用仮想モデル)に関する最新動向
  • BCI に関するニュース(初めての Community Resilience Volunteer Week の実施、Education Month の紹介など)
  • 次世代の BCM 実践者 Yvette Heeremans 氏の紹介

下記からダウンロードできます(BCI 会員なら無料/非会員なら年間 15 ポンドで PDF 版をダウンロード可)。

https://www.thebci.org/knowledge/continuity-resilience.html

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寄稿> BCM 関係者は「破壊的テクノロジー」とどのように付き合っていくのか

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「リスク対策.com」Web サイトに連載記事を掲載していただきました。

【海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!】
第78回:BCM 関係者は「破壊的テクノロジー」とどのように付き合っていくのか
BCI / Disruptive Technologies 2019 – Impacts and opportunities for resilience

人工知能など最新のテクノロジーの活用について、世界の BCM 関係者がどのように考えているのかを調査した、興味深いレポートです。

下記 URL をクリックしてお読みいただければ幸いです。
https://www.risktaisaku.com/articles/-/20440

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旭日建設(株)「浸水ストッパー」

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先日見学した「危機管理産業展 2019」で見つけた製品のひとつで、簡単な設置作業で外部からの浸水を完全に止める「浸水ストッパー」です(私自身が知らなかっただけで少なくとも 2018 年から販売されていたようです)。

あらかじめレール付きの柱を敷設しておき、浸水害のリスクが高まってきたらレールの間に板を差し込むというオーソドックスな構造ですが、板を差し込んだ後にレバーで圧着して隙間を完全に塞ぐので、水が全く漏れないそうです。

最大で幅 6m x 高さ 2m くらいまで対応可能だそうです。費用については個別見積が必要ですが、大雑把な目安としては、幅 2m x 高さ 30cm の場合で工事費込みで 50 万円程度とのこと。これはあくまでも目安であり、現場の状況によって金額が大きく変わる可能性もあるので、必ず個別見積が必要になります。

詳しい情報は製造元の旭日建設(株)の Web サイト(http://www.kyokujitsu-group.com/)に掲載されています。

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書籍紹介『東日本大震災緊急災害対策本部の 90 日 – 政府の初動・応急対応はいかになされたか』小滝晃(著)

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先日「第一回 国難災害対応マネジメント研究会」に出席した際に、当日登壇されご意見を述べられた、国士舘大学客員教授の小滝晃先生がこのような著書を出されていることを知り、早速購入してみました。

小滝先生は東日本大震災の発生当時、内閣府政策統括官(防災担当)付参事官(総括担当)を務めておられ、震災発生直後に首相官邸に非常参集して以来、そのまま首相官邸にほぼ常駐して緊急災害対策本部の設置・運営に携わってこられたそうです。

本書は 6 章からなりますが、第 1 章から第 3 章までは緊急災害対策本部の設置・運営に関する業務遂行を通じてご経験・ご認識された事柄をまとめたものとなっています。また第 4〜6 章はこれらを踏まえた災害対策に関する考察・提言となっています。

まだ前半部分しか読んでおりませんが、緊急災害対策本部において報告・検討された事項や、同本部から指示された内容などが詳細に記述されており、当時の状況を知るための資料としての価値が非常に高いと思いました。

個人的にとても印象に残ったことの一つは、特に震災発生直後の段階で、国会議員や各政党から説明や情報を求められた場面が非常に多かったことです。いろいろご事情はあったものとは思いますが、緊急事態対応で多忙を極めている方々にとって大変な負担となっていただろうと思います。

 

【書籍情報】

小滝晃(2013)『東日本大震災緊急災害対策本部の90日―政府の初動・応急対応はいかになされたか』ぎょうせい

《Amazon リンク》

 

合同会社 Office SRC 代表 田代邦幸

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危機管理産業展 2019

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毎年恒例の「危機管理産業展」に今年も行ってきました。

今週はいろいろ予定が入ってしまったため、セミナーなどは一つも聴講せず、11:00 ごろから 14:30 ごろまで駆け足で展示会場をひと回りしてきました。

今回も様々な災害対策用品や関連サービスなどが出展されていましたので、(あくまでも個人的な評価にはなりますが)良さげなものや、普及してほしいと思ったものなど、追々このブログで個別に紹介していきたいと思います。

なお、従来は東京ビッグサイトで開催されていましたが、今年は東京オリパラの影響で青海展示棟での開催となりました。

建物の外観が倉庫っぽくてナニではありますが、駅から近かったのが大変ありがたく、来年からもここで良いのではないか?とも思いました。

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書籍紹介『”今”からできる!日常防災』池田書店

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かつて私自身が編集に関わらせていただいた書籍を紹介したいと思います。
災害に対して備える人が少しでも増えるように、防災に関する敷居をできるだけ低くしたい、という意図に基づいて作られた本です。kindle 版も出ています。

私自身の名前は表に出ていませんが、内容に間違いがないかどうか、誤解やミスリーティングを招くような記述がないかどうか、などのチェックと修正を担当させていただきました。

防災に関する書籍は既にいろいろ出版されていますが、読みやすさを重視して情報量を絞り込んでいることや、比較的難易度が低く、多くの方にとって「いま自力でできること」に特化してまとめたという点でユニークな書籍なのではないかと思います。

全体の構成は次のようになっています。

  • 第 1 章 想像する
  • 第 2 章 備える
  • 第 3 章 知る
  • 第 4 章 知識を深める
  • 第 5 章 身につける
  • 第 6 章 やってみる

通読しなくても興味があるページだけ拾い読みしていただければ、その分だけ役立つように作られています。多くの方々に手にとっていただき、少しずつでも災害に対する備えを進めていただければと思います。

 

【書籍情報】

永田 宏和(監修)(2019)『“今”からできる!日常防災』池田書店

《Amazon リンク》

 

合同会社 Office SRC 代表 田代邦幸

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